懐かしいレトロモダンなモデルハウス

建築年数: 築40年
改修面積: 44.7㎡(14 坪)

懐かしいレトロモダンなモデルハウス

リフォームする前

そのレトロな家には、ただ古い以上の何かが残されていました

懐かしいレトロモダンなモデルハウス

こちらの家は、築40年・木造2階建ての住居。元の家主さんが実際の生活空間にしていたのは2階でした。ですから日に何回かは階段を昇り降りする生活になります。そしてついに日々の階段の昇り降りが難しくなり、子供の家に同居することに。大切にしてきたこの家を手放すことになりました。家には長年使った愛着と雰囲気のある家具がたくさんありましたが、その大部分は残されていました。

インテリアコーディネーターの目線

親から受け継いだ家。質を感じる雰囲気を活かす、リフォーム

懐かしいレトロモダンなモデルハウス

プランニングにあたり、インテリアコーディネーターはここに住まう家族をこうイメージしました。30~40代の若夫婦で、親から受け継いだ家。その質と雰囲気の良さをしみじみと感じながら、新しい自分たちらしさをそこにとけ込ませてゆく暮らし。ですから、まず古き良き物たちを大切にする心を持つ・・・。レトロで質の良い既存の階段の手摺や家具をむやみに新しいものにせず、そのまま形で活かす。それにマッチしたミッドセンチュリーのインテリアが今回のプランのコンセプトです。古い飾り棚も、そのまま受け継ぎ、中にはアンティークの陶磁器を配置。安らぎとクラシックな空気感を演出。
さらに壁にはワインのコルクを再利用したアクセントウォール。独特の風合いがこの家の持つ温かみや郷愁をも育んでいます。すべてを新しく、最新式にすることだけが、『ハウスINハウス』ではありません。インテリアコーディネーターとの対話から生まれるディテールを重視したリフォームであれば、ここまで自然な作りにもできるのです。
そして今回は、あえて北側の和室二間をそのままにしています。ここは断熱ボードで囲わず、訪れた人に『ハウスINハウス』の断熱性能を比べていただ頂けるようになっています。

リフォームした後

断熱性能とともに、防音性能も。そして、照明の美学

懐かしいレトロモダンなモデルハウス

今回、モデルハウス室内の間取りにおいて、工務店や設計士へのヒアリングを経て提案したのは、リビング・ダイニングキッチン・和室二間までを『ハウスINハウス』の断熱ボードで囲い、大きな空間に変更するプランでした。その空間は、『ハウスINハウス』の魅力でもある断熱性を十分に体感できるものに仕上がりました。
そして、それ以外に実感できたもう1つの機能があります。実は、飛行機の行き来が頻繁で、「騒音」という問題に悩まされている地域なのです。しかもこの辺りの住宅は、騒音対策が取られる前に建てた家がほとんど。この家も例に漏れずそうだったようで、元の家主さんも爆音に悩まされていたと言います。結果、『ハウスINハウス』で体感できた魅力は、断熱性能だけではなく、同時に高い防音性能も立証されました。施工後は防音効果をかなり実感いただ頂けるモデルハウスになったそうです。
そして、質と雰囲気を醸す照明。インテリアの最重要ポイントである照明プランには、ダウンライトと間接照明を効果的に用いました。部屋に立体感が生まれ、夜になっても美しく映えるモデルハウスです。また、調光・調色のできる照明使いになっているので、住む人を自然な睡眠に誘ってくれるといいます。


お問い合わせ