“お部屋まるごと断熱”で、あたたかく健康に過ごせる我が家に【断熱編】

 【断熱編】

施工後のLDK

施工前の状況

 【断熱編】

メインのLDK

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築26年の鉄骨造。自宅がとにかく寒いのがお悩みでした。
坐骨神経痛をお持ちの奥様にとって、寒い時期は本当にお辛いようで、少しでも暖かくお過ごしいただけるようにと色々ご提案させていただき、何度もプランや住宅設備等の打ち合わせを重ね、今回断熱工事をする運びとなりました。

工事全体としてはLDKのみ断熱パネルを使った断熱エリアとして、住宅設備機器や玄関ドア取り替え、内装工事を含む総合リフォームをする内容です。

施工開始・断熱パネル設置

 【断熱編】

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壁パネル施工中

LDKも断熱パネルが張れるように解体作業をし、断熱パネルも搬入されました。
こちらのパネルを壁・床・天井の6面に張っていきます。

 【断熱編】

コーキングと目張り用のテープ(黒いテープ)をパネル間に張り、徹底的に隙間を埋めて気密が保たれるように処理を行います。

 【断熱編】

コーキング処理後

 【断熱編】

窓枠まわり

テープが貼れないコーナー部分にも重点的にコーキングを打ってあります(グレーの箇所)。
断熱パネルを施工した分、窓枠も通常より厚みが増すことがわかります。

造作工事

 【断熱編】

畳スペース土台

 【断熱編】

DK

パネルも張り終えて造作工事へ入ります。
畳スペース、LD間の壁、キッチン部分の造作壁等の土台が出来上がってきました。

大工工事が完了すれば、キッチンの組立、内装工事で完了となります。

気密測定

 【断熱編】

測定器の設置

引渡し前に気密測定を行います。
家の寒さは、断熱性能はもちろん、隙間にも原因があります。
隙間が多ければせっかく断熱パネルを施工しても気密性が悪い寒い家のままなので、隙間面積を確認する為にも、断熱リフォームをしていただいた際には必ず気密測定を行っています。

測定のタイミングとしては、「中間気密測定」(断熱パネル施工直後)と「完成気密測定」(断熱パネルの上から、石膏ボード・クロスを貼り終えた後)があるのですが、写真は完成後におこなった様子です。
まずエリア内の測定できそうな窓(一番小さい窓)に測定器を設置します。
この測定器が室内の空気を排出し、室内外の圧力差、風量を計測して隙間の大きさを算出します。

 【断熱編】

測定器の画面

隙間面積の計算によって割り出された気密性数値がC値です。
C値は0に近い程よく、C値=1.0㎠/㎡に近い数値であれば理想となります。

測定器を作動させると建物の性能チェックをしてくれるのですが、気密性がとても悪くて例えばC値が3.0㎠/㎡、4.0㎠/㎡等だとこの時点でエラーにより測定不可になってしまいます。
性能チェックに問題なければこのまま測定という流れです。
3分程機械を稼働し続けると、測定結果がモニターに表示されます。
(あくまで暫定値です)

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実際の報告書

後日、気密測定の結果報告書が送られてきます。
最終的な数値は写真に記載してある数値となります。
実質延床面積(S値)42.41㎡はこの気密測定エリアの平米数です。

αA隙間相当面積(測定エリアの隙間の総面積)は49㎠でしたので、だいたい7cm角くらいまでに隙間を抑えられた事となります。

C値=1.16㎠/㎡と理想に近い数値で、リフォーム案件としましては良い数値を出す事ができました。

換気空清機(ロスナイ)

 【断熱編】

ロスナイ

隙間が多い住宅だと問題ありませんが、今回のように断熱・気密リフォームを行ったご自宅ですと呼吸による室内の炭酸ガス、湿度のコントロールが上手くできません。

換気で重要なのが「排気したのと同じ風量の外気が室内に流入する事」なのですが、例えば冬に換気扇を回すと暖かい室内の空気を放出して、冷たい外気を取り込むので寒くなりエネルギーロスになります。

全熱交換換気扇(ロスナイ)を付けることで室内空気を排出する際、「室内に給気する外気と熱的に触れさせ排気と給気の熱交換」を行ってくれるんです。
室内に入ってくる外気は外気温より高い温度で給気されるので、空調エネルギーロスをなくしてくれます。

他にも温度だけじゃなく湿度交換も行ってくれるので、乾燥を抑える効果もあります。
今回のように断熱・気密リフォームをされるご自宅には必須のアイテムです。

施工後

 【断熱編】

ダイニング・キッチン

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ダイニング・キッチン

施工後の住み心地をお伺いすると冬場の朝もエアコン1台で充分暖かくなったとおっしゃっていました。

今回、断熱リフォームをしていただき暖房のエネルギーロスだけでなく、ご自宅で暖かく快適な日常生活をお送りいただけるという事で、改めて住宅性能向上の大切さを実感しました。
実際に冬を迎えられ、去年よりも暖かさを実感していただけましたら幸いです。

 【断熱編】

リビング

 【断熱編】

リビング

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小上がりスペース

ご主人様のご要望で、リビングに小上がりの畳スペースを設けました。
パソコンが置けるカウンターを設け、掘りごたつ風にお造りしてあります。
そのまま横になることもでき、施工後はこちらをベット代わりにして就寝されるご予定だそうです。
イメージ写真をいただき、小上がりやカウンターの高さにもこだわられていましたので、打ち合わせを重ねご希望通りのものが完成しました。

就寝前にエアコンを切っても暖かい状態が持続されるというようなご感想をいただいております。
ご用命いただき、ありがとうございました。

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