暖かい家にリフォームするには~重要なのは〇〇温度?~

お宅の温度設定は何℃ですか?

環境省は
「夏の冷房時の室温は28℃を目安に」
「冬の暖房時の室温は20℃を目安に」
と推奨してますが、皆様のお宅の設定温度はどうですか?

因みに我が家はエアコンの設定温度は23℃でないと寒いです。
西暦2000年に「次世代省エネ基準・2X4・高気密高断熱」で新築したのですが、20℃設定では普通に寒く快適とはいいがたいです。

ところがハウスINハウス四日市東店のショールームは20℃設定でも十分快適で、むしろ暑く感じるくらい。動くとすぐに汗が出てくるほど温かいのです。

その違いは何処にあるのでしょう??

人が感じる温度と室温は違う

体感温度ってご存じですか?

気温が同じでも、湿度、風速などで感じ方が変わりますよね? 冬は風が強いとより寒く感じ、夏は湿気が高いとムシムシして余計暑く感じます。

エアコンをつけた室内では、風や湿度の影響を大きく受けることは少ないですが、壁・床・天井・窓からの輻射熱体感温度に影響することが知られています。

この壁・床・天井・窓や家具などからの輻射熱を数値化した指標を

平均放射温度 MRT (Mean Radiant Temperature)

と言うそうです。

MRTが低いから芯から冷える

WHO(世界保健機関)は、このMRTが低い環境がとても健康に悪いと提唱しています。
MRTが低い環境下では、体の芯が冷えてしまうので生理的影響は大きいからだそうです。

体感温度とは、空気の温度が約50%、このMRTが50%といわれており、これらが人体に作用する指標として

作用温度 OT (operative temperature)

という指標を使うそうです。

MRTと空気の温度の複雑な計算式の途中経過は無視するとして、

作用温度OT = (空気の温度+ MRT)÷2

つまり、空気・壁・床・天井・窓・(家具)などの温度の平均値 そのものが 作用温度 であり、

作用温度(OT)= 体感温度

ということになるわけで、作用温度ひいてはMRTを高めてやることが、健康に過ごせるリフォームの手立ての一つだと言えそうです。


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